スタッフブログ
2026.10.21
20tトラックと乗用車の車検は何が違う?
- 車検の有効期間:乗用車は初回3年・以降2年。20tクラスの大型トラックは初回から毎年(1年)。
- 点検の頻度:乗用車は12か月点検。事業用トラックは3か月ごとの点検と記録簿の保存が必要。
- 検査の中身:エアブレーキ・スピードリミッター・運行記録計・突入/巻込防止装置など、確認する装置が増える。
- 経営への影響:車検中は車が稼働できません。預かり日数と費用は、3か月点検と事前の段取りで抑えられる。
車検は、どの車でも「国の保安基準に適合しているか」を確認する制度です。
ただし、車両総重量が20t前後の大型トラックは、乗用車とは構造も使い方も別物です。
運送会社にとっての車検は、法令対応であると同時に、車が止まる日数を決める経営課題でもあります。
この記事では、鶴見区で車検・整備・フレーム修正を行う國広自動車工業所が、
事業用トラックの視点で乗用車との違いを整理します。
20tトラックと乗用車の車検の違い【比較表】
| 乗用車 | 20tクラスの事業用トラック | |
|---|---|---|
| 車検の有効期間 | 新車初回3年、以降2年 | 初回から1年(毎年) |
| 定期点検 | 12か月ごと | 3か月ごと(記録簿の保存あり) |
| ブレーキ | 油圧式(ディスク・ドラム) | エア式ドラムブレーキが中心 |
| タイヤ | 4本 | 本数が多く、後輪はダブルタイヤ |
| 速度抑制装置 | なし | スピードリミッター(時速90km) |
| 運行記録 | 不要 | 運行記録計(タコグラフ等) |
| 安全装置 | — | 突入防止装置・巻込防止装置 |
| 必要な設備 | 一般的なリフト | 大型対応のリフト・ピット・工具 |
| 所要日数の目安 | 1日〜 | 整備内容により数日 |
違い1:車検が毎年 台数が多いほど管理が重要
乗用車の車検は、新車で3年、その後は2年ごとです。
一方、車両総重量8t以上の大型トラックは、初回から1年ごとに車検が来ます。
保有台数が多い運送会社ほど、車検日が毎月のように並びます。
車検切れで公道を走ると違反になり、荷主への信用にも関わります。
車検日を一覧にして、数か月先まで見える化しておくことが基本です。
違い2:事業用は3か月点検と記録簿が必要
乗用車は12か月ごとの法定点検が基本です。
事業用の大型トラックは積載量が大きく走行距離も長いため、3か月ごとの定期点検が求められます。
実施した内容は点検整備記録簿に残し、備え付けと保存が必要です。
運行前の日常点検と合わせて点検整備の不備が監査で指摘されると行政処分の対象になることもあります。
3か月点検は法令対応であると同時に、故障による突発的な運休を防ぐ手段でもあります。
違い3:検査・整備する装置が増える
大型トラックで特に重要なのは次の部分です。
- ブレーキ:エア漏れ、ブレーキライニングの摩耗、ドラムの状態を確認します。重い車体を止める装置なので、最も厳しく見る部分です。
- 足回り・フレーム:板バネ、Uボルト、ハブボルト、フレームの歪みやひび割れを確認します。過積載気味の運用や、荷役中の接触があった車両は特に注意が必要です。
- 法定装置:スピードリミッター、運行記録計、突入防止装置、巻込防止装置が正しく働くかを確認します。
- 排出ガス:ディーゼル車の黒煙など、環境基準への適合を確認します。
違い4:費用と日数が変わる理由
法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料)は、車両総重量や区分で変わります。
整備費用は部品代と作業量で上下します。
大型トラックは交換部品が大きく、作業に専用設備が要るため、乗用車より高く、日数も長くなる傾向です。
正確な金額は、車両を点検したうえでの見積もりが確実です。
稼働停止を減らす3つの段取り
- 車検日から逆算して予約する:繁忙期や月末は混み合います。余裕を持って入庫日を決めましょう。
- 3か月点検で劣化を早めに見つける:ブレーキやタイヤの消耗を前倒しで把握すれば、車検当日の追加整備を減らせます。
- 部品を事前に手配する:交換が見込まれる部品を先に確認しておくと、預かり日数を短くできます。

よくある質問(FAQ)
- Q. 20tトラックの車検は何年ごとですか?
- A. 車両総重量8t以上の大型トラックは、初回から毎年(1年ごと)です。乗用車は新車初回3年、以降2年です。
- Q. 事業用トラックの定期点検はどのくらいの頻度ですか?
- A. 3か月ごとです。点検整備記録簿の備え付けと保存も求められます。
- Q. 乗用車より確認する装置は何ですか?
- A. エアブレーキ、スピードリミッター、運行記録計、突入防止装置、巻込防止装置などです。
- Q. 車検による稼働停止を短くするには?
- A. 車検日から逆算して予約し、3か月点検で劣化を早めに見つけ、必要部品を事前に手配すると、預かり日数を短くできます。
- Q. 大阪市鶴見区で車検を頼めますか?
- A. 國広自動車工業所は車検、フレーム修正、一般自動車整備に対応しています。
- まずはお電話でご相談ください。
- ホームページのお問い合わせからのご相談も受付中です
株式会社國広自動車工業所
大阪市鶴見区の自動車整備工場。1927年創業、95年以上の歴史があります。
国土交通省の認証を受け、車検・フレーム修正・一般自動車整備を行っています。
↓↓今すぐ電話!
お電話:06-6911-2331
