暖機運転ゼロでいきなり全開走行
「最近の車はすぐ走れると聞いた」「暖機運転は古い習慣でしょ?」──こう思って、エンジンをかけた瞬間にアクセルを踏み込む方が増えています。 確かに現代の電子制御エンジンは長時間のアイドリング暖機は不要ですが、それは「いきなり全開にしていい」という意味ではありません。
エンジン内部の各パーツはオイルの油膜に守られて動いています。冷間始動直後はオイルがまだ各部に行き渡っておらず、 この状態で高負荷をかけるとシリンダーやピストン、カムシャフトなどに余計な摩耗が生じます。 これが長年積み重なると、エンジンの寿命が目に見えて短くなります。
私たちのところに持ち込まれた車のエンジンを分解すると、こういった習慣が続いていたかどうかが一目でわかります。 金属の摩耗パターンやオイルの劣化の仕方が、丁寧に乗られてきた車とはまったく違うのです。
「朝イチはエンジンかけてから30秒待って、最初の数分はゆっくり走る。それだけでエンジンの持ちが全然違いますよ。」
